がん治療中でも 「今日も楽になった」と言える理由
―小沢流武術整体が支える、治療中の生活の質―
こんにちは フットサロン アーチのブログへようこそ。
今日は 現在 施術をさせていただいているがん患者さんの話を元に記事を書かせていただきました。
去年、あるちのお店に来るようになりました。きっかけは、その方の元奥さんからの相談でした。「大変なことになってしまって。何かできることはないでしょうか。」
突然の診断
Aさん(60代・男性)は、しばらく前から体調がすぐれない日が続いていたそうです。食欲が落ち、疲れが抜けず、体重も減ってきた。でも「そのうち治るだろう」と思って病院にも行かなかった。
ある日突然、激しい腹痛と吐血。救急車で運ばれた先で告げられた診断は、直腸がん、そして肺・肝臓への転移。ステージⅣ。余命2年。頭が真っ白になった、とAさんは言います。
手術1週間後の初施術
手術を終えて約1週間。まだ入院中のAさんのもとへ、私は病院に伺いました。Aさんの率直な感想は:
「何をやっているんだろう、という感じでしたよ(笑)。手術したばかりだし、整体で何かが変わるとも思っていなかったし。」
でも施術後、Aさんはこう言いました。「なんとなく、体が楽な気がする。」それが始まりでした。
週1回の施術を続けて
それから約10ヶ月。Aさんは抗がん剤治療を続けながら、週に1回、当店に通い続けています。
「体調が悪い日でも、施術を受けると帰るころには楽になっているんですよね。体のこわばりがほぐれる感じがあって、気持ちもすっきりする。ここに来る時間が、今では一週間のリズムになっています。」
抗がん剤治療とQOL
がんのステージⅣという状況において、現代医療が目指すのは「完治」ではありません。正直に言えば、担当医から「治る」という言葉は出ません。治療の目標は、腫瘍の進行を抑えること、できるだけ長く生きること、そしてできるだけ質の高い生活を送ることです。
抗がん剤には副作用があります。倦怠感、吐き気、末梢神経障害、免疫力の低下……。体への負担は決して小さくありません。治療を続けるかどうかの判断は、データだけでなく本人がどう生きたいかという価値観と切り離せません。
また、生活習慣や食事・運動・ストレス管理といったQOLを上げるためのサポートが、医療の現場では十分に提供されにくいという現実もあります。医師は病気を診る専門家ですが、忙しい外来の中で生活全体を一緒に考える時間を持つことは難しい。それが現状です。
小沢流武術整体にできること
武術の身体操作をベースにした小沢流武術整体は、体の深部にアプローチし、血流を促進し、自律神経を整えることを目的としています。がん治療中の方への施術では、次のような面で意味があると考えています。
1
血流・循環の改善
抗がん剤による末梢循環の低下、むくみ、こわばりに対して、手技によって局所の血流を促します。
2
自律神経へのアプローチ
施術によって副交感神経が優位になることで、消化器症状の緩和やリラクゼーション効果が期待できます。
3
精神的なサポート
週1回、体に触れてもらい、話を聞いてもらえる時間。これがQOLに与える影響は、数値では測れませんが確かにあると感じています。
4
生活リズムの維持
「ここに来ることが週のリズムになっている」というAさんの言葉が、すべてを表していると思います。
「治す」ではなく「支える」
私は医師ではありません。整体でがんが治るとは言えません。
でも、医療が「治すこと」を目指す場所だとすれば、整体は「その人が今日を楽に過ごせること」を支える場所だと思っています。
Aさんは今日も、施術後に「楽になった」と言って帰っていきます。余命を宣告された中で、それでも「今日が楽だった」と思える時間を作ること。それがQOLを上げることであり、私が整体師として大切にしていることです。
※本記事は特定の治療法の効果を保証するものではありません。治療中の方は必ず担当医にご相談の上、ご来店ください。個人の感想には個人差があります。
がん治療中の方・ご家族の方へ
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